瀬戸ノベルティ倶楽部
Seto Novelty Club
(Photos taken on Feb.11, 2012)
ホームHome
次へ Next
前へ Before


2012年2月11日(土)、第11回陶のまち 瀬戸市で開催中のお雛めぐりを散策しながら、
末広町商店街にある瀬戸ノベルティ倶楽部に立ち寄りました。

瀬戸ノベルティとは磁器製の人形や動物などで、ほとんどが欧米特に米国に輸出され、
日本では余り知られなかった。 かつて、瀬戸の陶磁器生産の70%を占め、日本に
おけるオンリーワンの磁器の置物でした。
円高や東南アジア製品の台頭により、衰退し、現在は製造者が消滅する危機にある。
瀬戸ノベルティ製造技術を保存する為に、市民団体「瀬戸ノベルティ文化保存研究会」
が発足し、その拠点として、「瀬戸ノベルティ倶楽部」が設立されました。

瀬戸ノベルティ倶楽部のスペースはそんなに広くないですが、喫茶コーナーもあります。
陳列棚に置く瀬戸ノベルティは2〜3ヶ月に1回入れ替えられます。
素焼(素地)から完成品までの成形工程もわかります。
本物のレースの衣装、人の肌、配色など実物と言って良いほど精巧なノベルティは、
いつまで見ても見飽きません。

瀬戸ベルティは成形の一手段として美濃和紙を利用しています。
例えば、スカートの襞を出すために硬い美濃和紙が利用されます。

瀬戸と美濃との縁から、美濃和紙と瀬戸の素焼の素地を利用したノベルティ創作アート
も展示されています。 その一つが立体ちぎり絵を使った願い雛やゲゲノ鬼太郎です。

<瀬戸ノベルティ倶楽部>
瀬戸市末広町3−16
tel 090-6339-0791 fax 0561-21-9026
*瀬戸ノベルティ文化保存研究会
事務局長 中村儀朋(よしとも)
http://setonovelty.blog65.fc2.com


奥の陳列棚
一部の瀬戸ノベルティのズーム
一部の瀬戸ノベルティのズーム
陳列棚 一部の瀬戸ノベルティのズーム
<レース人形 『貴婦人』 赤羽慶子さん 作>
陳列棚 瀬戸ノベルティ「花嫁人形」
瀬戸ノベルティ「徳川宗春」
陳列棚
美濃和紙と瀬戸の素焼の素地を利用したノベルティ創作アート
<立体ちぎり絵を使った願い雛>
 美濃和紙と瀬戸の素焼の素地を利用したノベルティ創作アート
<立体ちぎり絵を使ったゲゲノ鬼太郎>