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せとモノがたりの会・瀬戸市・瀬戸市文化振興財団が主催する
「せと 歴史と文化財を知る見学会」の一貫として、2024年3月20日、
愛知県瀬戸市の堂宇(備考参照)が開催されました。現地での説明は
せとモノがたりの会の会員がされました。
当日は時々降る強い雨と強風で寒く見学にはちょっと厳しい環境でしたが
充実した良い見学会でした。

午前の部(参加約33人)と午後の部(参加約38人)に分けて瀬戸市文化課
が手配されたバスにて見学。

瀬戸市文化センター北駐車場集合
午前の部(北コース) 午前9時出発〜午前12時到着
1 坂屋敷庚申堂(掛川地区-下半田川町)
2 菩提寺山門(品野地区)
3 小金観音堂(水野地区)

午後の部(南コース)午後1時30分出発〜午後4時到着
4 万徳寺太子堂(赤津地区)
5 山口観音堂(山口地区・駐車場は本泉寺)
6 東福寺観音堂(菱野地区・駐車場は仙寿寺)
7 雨降り地蔵堂(本地地区・宝生寺)
8 十三塚地蔵堂(瀬戸地区・駐車場は近くのマンション)

[備考]堂宇とは
寺院で見られる四方に張り出した屋根(軒)をもつ建物。
[堂宇の種類(以下に一部のみ示す)]
*仏堂:仏教寺院の堂宇。金堂、本堂、講堂、法堂など。
*灌頂堂:密教の灌頂の儀式を執り行うための堂宇。
☆灌頂(かんじょう)とは:
菩薩が仏になる時、その頭に諸仏が水を注ぎ、仏の位(くらい)に達したことを
証明すること。密教においては、頭頂に水を濯いで諸仏や曼荼羅と縁を結び、
正しくは種々の戒律や資格を授けて正統な継承者とするための儀式のことをいう。
*持仏堂:念持仏を堂内に安置した個人の堂宇。
*鎮守堂:神仏習合により堂内に明神(仏教的な神の称号)や権現を祀る堂宇。
☆権現とは特に本地垂迹説(ほんじすいじゃく)で、仏や菩薩が仮に姿を変えて
日本の神として現れること。また、その神。日本の神の称号ともする。
*辻堂:村落の辻などに建てられた地蔵や観音、薬師などを本尊とする民間信仰の堂宇。


坂屋敷庚申堂の看板 坂屋敷庚申堂(蔦に覆われている部分は劣化する)
坂屋敷庚申堂の内部 オオサンショウウオとホタルの里
(下半田川自治会の看板)
菩提寺山門の看板 菩提寺山門
菩提寺山門 菩提寺山門の阿形(あぎょう)
菩提寺山門の吽形(うんぎょう) 菩提寺山門前の参道
小金観音堂の看板 小金山感應禅寺の案内看板
小金観音堂 万徳寺太子堂の山門
万徳寺境内のサルスベリ 万徳寺境内のツガ
本泉寺境内にある山口観音堂 山口観音堂の天井絵
山口観音堂 本泉寺(真宗高田派専修寺末で創建は1283年。
本尊は阿弥陀如来、寺宝は弘法大師作の
十一面観音像、選択集付画像等)
東福寺観音堂の看板 東福寺観音堂
東福寺観音堂の山門 雨降り地蔵堂の看板
雨降り地蔵堂(宝生寺の境内) 雨降り地蔵堂
十三塚地蔵堂(とみづか)の看板 十三塚地蔵堂