2010年9月瀬戸ノベルティ 
Seto Novelty in Sep., 2010
(Photos taken on Sep.4, 2010)

 

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2010年9月4日、瀬戸市の末広通り商店街では幾つかの店の前や旧「松千代旅館」や
ギャラリーピーコックに瀬戸ノベルティが展示されていました。その一部を写真で以下に
ご紹介します。

瀬戸ノベルティの作り方:
写真、例えば、ノーマンロックウェル氏の写真を基に、瀬戸のデザイナーが図を描き、
原型士が精巧に原型を作り、原型を基に石膏型が作られ、この石膏型により精巧な
磁器製瀬戸ノベルティが完成します。
ノーマンロックウェル氏の写真を基にした瀬戸ノベルティはストーリー性があります。
動植物やの写真を基にした瀬戸ノベルティは非常に繊細で写実的な出来映えです。
エルビスプレスリー、マリリンモンロー、兵士などの瀬戸ノベルティは遊び心があり
異彩を放っています。

瀬戸ノベルティは第一次大戦(1914年 - 1918年)頃から生産が開始され、1959年以降
瀬戸の主要窯業生産品中、生産額第1位となり、その地位を長く保っていましたが、
北米を中心とした輸出製品であった為、為替レートの変動による円高が生産額の減少
を招き、1985年のプラザ合意による円高の影響を受けてその生産は大きく後退。
現在、瀬戸市ではノベルティをほとんど作っていません。 このように輸出専用に製造
されてきたので日本ではあまり知られていません。

旧「松千代旅館」に三朝温泉のパンフレットや散策マップが置いてあり、見ていたら、
瀬戸市とちょっと接点がありそうなことを知りました。

三朝温泉は一度は訪れたい温泉ですが、瀬戸市からだと車で6時間強はかかりそうで、
遠いので行った事がありません。

三朝温泉の散策マップによると三朝温泉街を散策しながら「湯の町ギャラリー」
を楽しめます。ここには18軒ほどのギャラリーがあり、見学は無料。そして、その内の
1つにセラミック人形館「たんたん」があり、瀬戸ノベルティの鳥などが飾られています。

これにより、興味が更に増し、近い将来行って見ようと思っています。

 

ギャラリーピーコックにて <鳥の置物>
ギャラリーピーコックにて <動物の置物>
ギャラリーピーコックにて
<1971年の週刊誌「The Saturday Evening Post」
ノーマンロックウェル氏(Norman Rockwell)のキセルの写真が表紙を飾る>
                        ギャラリーピーコックにて
<ノーマンロックウェル氏の写真「父親と少年の四季(春)」を基に1961年 丸山陶器が制作
「父親と息子の四季」シリーズの説明(写真右下)に次のように書いてあります:
狩猟銃の扱い方、釣りの極意、他の人への気遣いやしつけ・・・。アメリカの家庭生活、
その家族の絆の中で、父から息子へ紳士の資質や礼儀、生きる立ち姿が教えられていき、
「アメリカ市民」が育てられていく・・・。そうしたアメリカ市民社会の”教えの伝承”が時代を
超えて静かに胸を打ちます。」>
ギャラリーピーコックにて
ギャラリーピーコックにて
<写真がちょっとボケてしまいましたが、この瀬戸ノベルティは威圧感があり迫力があります>
ギャラリーピーコックにて
<エルビスプレスリーの瀬戸ノベルティが見えます>
ギャラリーピーコックにて
<リンカーンなど合衆国大統領の瀬戸ノベルティが見えます>
旧「松千代旅館」にて
<鳥の瀬戸ノベルティ>
旧「松千代旅館」にて
<鳥の瀬戸ノベルティ>