ホームHome
次へ Next
前へ Before

 

<2021年2月8日と2月27日撮影>

「第20回陶のまち 瀬戸のお雛めぐり」が2021年30日(土)〜3月7日(日)開催され、
陶器、磁器、ガラスのお雛さまが瀬戸市内の「瀬戸蔵」、「パルティせと」、「瀬戸染付工芸館」、
国指定有形文化財の旧山繁商店(享保雛の展示)、銀座商店街などで展示されています。
「瀬戸蔵セラミックプラザ」、「瀬戸染付工芸館」、「新世紀工芸館」、「道の駅瀬戸しなの」、
「ノベルティ・こども創造館」などでは、お雛様作りや瀬戸染付などの体験が出来ます。

以下に「瀬戸蔵」(2021年2月8日撮影)での展示のお雛様を紹介します。

「瀬戸蔵」1階のアトリウムに展示の高さ4mの「ひなミッド」には約1000体の陶器、磁器、
ガラス製の創作雛が飾られています。
古い布ので出来た吊るし雛が「ひなミッド」の上を覆っています。

また、「瀬戸蔵」正面玄関に真多呂人形の「変わり雛」が展示されています。
「変わり雛」とは、前年1年を振り返り、その年の世相を雛人形で表現したもの。
令和3年(2021年)の真多呂人形「変わり雛」は写真を参照願います。

2021年2月27日旧山繁商店(国登録有形文化財)で享保雛などの展示を見てきました。
以下に写真等で概要を説明します。
以下の享保雛の説明は現地の享保雛説明写真(写真参照)に拠る:
*享保雛とは
享保雛とはその名の通り享保年間(1716-1735)より作られている雛人形で、それ以前に作られていた
寛永雛に比べると大型で華やかです。町衆の力が増大するんいつれ絢爛豪華なものが作られ、その後も
だんだんとより大きく作られるようになりました。しかし時の将軍徳川吉宗は贅沢を嫌い、たびたび
奢侈禁止令を出していました。やがて幕府は八寸(約24cm)以上の大型の雛人形は禁止しましたが、
享保雛の人気は衰えませんでした。

*享保雛の特徴
享保雛は面長で能面のような顔で、金蘭や錦などを用いた実際の公家衣装からは離れた豪華な装束が
特徴です。町衆によって作られたとされていますが、実際には外様大名などにも好まれたようで、
豪華なものも現存しています。

*佐竹家伝来の享保雛
正面右手最上段に展示している享保雛は、元は秋田・佐竹家に伝来のものでした。
明治14年に佐竹家から門外に譲渡され、その後100年程蔵で眠っていましたが、現所有者のもとで
展示されることとなりました。


ひなミッド(西から見た)
正面(北)からみたひなミッドの拡大写真
正面(北)からみたひなミッド
東から見たひなミッド
南から見たひなミッド
2021年真多呂人形「変わり雛」展
2021年真多呂人形「変わり雛」展
リモート雛(仕事も遊びもオンラインがニューノーマルに)
GoTo雛(旅行や外食を中心に始まったGoToキャンペーン)
最年少二冠雛
(天才将棋士が最年少で王位、棋聖の二冠を獲得。
出身地の瀬戸市は大盛り上がり。)
医療従事者に感謝雛
リモート雛(仕事も遊びもオンラインがニューノーマルに)


旧山繁商店
手前建物の中に展示の雛とつるし雛
雛のズーム
享保雛説明写真
享保雛(お雛様とお内裏様)
享保雛(お雛様ズーム)
享保雛(お内裏様ズーム)
京雛(上段)と江戸古今雛(下段)
京雛(ズーム)
神社仏閣風雛(昭和時代 中京地方)
御殿飾雛(昭和時代)
御殿飾雛(昭和時代)
押絵雛(明治時代 松本地方)
押絵雛(明治時代 松本市)
磁器雛(大正時代 瀬戸で作られていた)