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尾張旭市の弘法さん
Statue of Apotropaic Buddhist Priest Kuukai in Owariasahi
(Photos taken on May 21, 2016)

 

1931年(昭和6年)愛知県東春日井郡旭町(1970年(昭和45年)市制施行され尾張旭市
となった)の道浄寺跡にほど近い鴨ケ嶺の高台に建立された約9.5mの厄除大師
(尾張三大弘法第3番)は新居の弘法さんと呼ばれ親しまれてきました。1960年代前後
瀬戸市の小学校は遠足(社会・理科の勉強を兼ね)で名鉄瀬戸線を利用し旭新居駅
(現在は尾張旭駅)で下車し歩いて弘法さんまで行ったものです。

「弘法大師由来について」の尾張三大弘法第3番奉賛会による説明版(一部省)
全体の説明は別ページ参照

昔、新居村は毎年の大水害で村の大池の堤防が破壊された。村民はこれを憂い、
占いに基づき、機織り道具を持って大池を通る娘を捕え池へ投げ入れ、堤防を
築いたら水害を免れた。しかし娘の忌日に機織る者は必ず横死するのでその
菩提を弔うために寺を建立し道浄寺と名付けた。しかし、時の移り変わりにより
荒れ果て、池の堤防と寺跡に老松が若干あるのみとなった。
その菩提を弔うために退養寺では厄除弘法と称した霊像を安置した。
昭和6年新居地区の有志が道浄寺跡にほど近い鴨ケ嶺の高台に約9.5mの
予定にて厄除大師(尾張三大弘法第3番)を建立することになった。
以後、維持されてきた篤志家が高齢になり維持管理が困難になった。
平成18年奉賛会を結成し環境の整備と伝統の再建を心がけてきました。