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2023年7月1日(土)、龍ヶ淵見学ツアーに参加。瀬戸市の自然調査をされている上杉様、 東海3県を中心に各地域の調査協力及び情報提供等のボランティア活動を行っている 伊藤様の説明と案内によりツアー開始。 集合場所:瀬戸市クリーンセンター 集合時刻:7月1日午後1時 参加人数:全員で13名 前日は雨で、当日も曇天。集合場所から目的地の龍淵までは徒歩10分だが、 目的地までの道は濡れた枯葉で覆われ、けもの道のようで、滑って足をとられそうに なった。ただ、ロープが目的地まで貼ってあり、迷うことはありません。龍淵がある 赤津川の下流に堰堤ができて土砂が埋まり、龍淵の岩に刻まれた詩の文字の 一部しか現在は見ることが出来ません。埋まった土砂は底なし沼のようになっており、 土砂を取り除けば底なし沼の危険がなくなり、更に、岩に刻まれた詩の下の部分も見え るようになるのでは、と思っています。ただ、川の流れで浸食されている可能性もあり。 土砂を掘り除き、けもの道を整備すると、観光資源として復活できると思います。 [以下の説明の出所] 伊藤嘉章氏の著作物「観光写真にみる瀬戸市の今昔」 (発行者 せと・まるっと環境クラブ 2023年5月20日発行) 龍淵・龍ヶ淵(りょうがぶち・りゅうがぶち・たつがぶち)は尾張名所図会 (1838〜1841に描かれた)に紹介されている。 江戸時代中期の書家である伊藤三橋(いとうさんきょう1747-1789)の詩を1789年 伊藤三橋没後、その弟子の尾頭広居(びとうひろや)が友人の恩田寫(おんだけいろう) と共に補記83字を併書して1813年、岩に詩を刻んだ。 補記前の詩: 龍淵躍龍 龍今何遷 万古蒼々 但有龍淵 龍淵の下流に山口ダム(山口堰堤)が1934年に完成、更に複数の大型堰堤が 龍淵の下流150mまでに作られて、土砂が溜まり、龍淵は徐々に砂で埋まっていった。 1939年瀬戸電気鉄道が名鉄に合併されるまでに瀬戸電気鉄道の路線案内に 龍淵が紹介されていることから、名所として親しまれていたことが伺える。 路線案内の龍淵の紹介では萬徳寺の南5丁(1丁は約109m)とあり、実際の龍淵 までの距離と一致。 |
瀬戸市クリーンセンターに駐車 | 同センターの南の右の坂を上る |
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龍淵への途中 | 龍淵 |
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龍淵 | |
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龍淵の岩の矢印の付近に「萬古」と刻まれた文字が見える |
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