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赤沢自然休養林と開田高原
Akasawa Natural Recreational Forest & Kaidakogen Heights
(Photos taken on Aug. 13 & 14, 2005)


2005年8月13日〜14日で長野県木曽郡上松町の赤沢自然休養林と長野県
木曽郡開田村の開田高原へ行ってきました。

初日は赤沢自然休養林(通称「赤沢美林」)へ。 15年ほど前来た時は、「渓流コース」
をちょっと歩いただけでした。今回は「駒鳥コース」約2.7kmを歩きました。
コース中ほどの「どんどん橋」→「椹窪(さわらくぼ)→「アスナロ橋」までの後半の
コースには「熊に注意」の表示板がいたる所にあり、実際、鬱蒼とした林の中に
熊の形に似た切り株や岩があちこちにあり、冷や冷やでした。
偶然、「アスナロ橋」付近で森林鉄道列車が走っているのを見ることが出来た。

翌日は標高約1400mの開田高原へ。すでに、ススキ、おみなえし、コスモスなど、
秋の草花が満開でした。 「木曾馬の里」の付近に「ブルーベリー狩り」の畑があり、
午前10時ちょっと過ぎに到着したら、駐車場が一杯であきらめて、国道361号を北上
(開田高原を登る)、分岐点の「管沢」という所でここで採れた野菜(トマト、キュウリ、
大根)を買い、東へ進路を採り、蕎麦工場「霧しな」へ。

「霧しな」では御獄の中腹約1600mの所から涌き出る天然水を飲み、工場の外で
「蕎麦」を、工場2階では「冷やしそば」を試食。この2階から見る「御獄と蕎麦畑」の
眺めははすばらしい。この駐車場の周りには「透かしユリ」というカサブランカの一種
の美しい花が咲いていました。

次に、御獄明神温泉「やまゆり荘」で入浴し、地方道「開田三岳福島線」経由、
国道19号で帰路へ。

《アクセス》
[往路]瀬戸市<国道248号>→土岐市<県道66号土岐恵那線>→
     恵那市(国道19号)→上松町(地方道)の交差点「十王橋」注1参照]
     →赤沢自然休養林→「十王橋」→国道19号→交差点「原野」
     →交差点「神明」→宿泊場所
[復路]宿泊場所→「神明」→「原野」→交差点「木曾大橋」国道19号
     →国道361号→開田高原→御獄明神温泉「やまゆり荘」
     (写真参照)→<開田三岳福島線>→「十王橋」→恵那市(国道19号)
     →土岐市<県道66号>→瀬戸市<国道248号>

[注1]交差点「十王橋」
この交差点は赤沢自然休養林及び開田高原へ国道19号経由最短に
アクセス出来る拠点となる交差点。 「十王橋」は上松町の街中にあります。
国道19号を中津川から木曽福島方面へ進行、「寝覚の床」を過ぎたらすぐ
上松町方面へ左折し、「赤沢美林」の標識を頼りに行くと「十王橋」に達し、
赤い大きな橋を渡り、すぐ左折すると「赤沢美林」、右折すると開田高原方面へ
至ります。


≪赤沢自然休養林(通称「赤沢美林」≫

赤沢自然休養林コースマップ


赤沢自然休養林入口の標識 桧山乃滝
渓流プール ふれあいの道入口
アスナロ橋 「ふれあいの道」上、
丸葉橋付近から東屋
(又は、アスナロ橋)方面を見る
森林鉄道
丸葉橋から見おろす 駒鳥コース上のヒノキの中に
「朴葉の木?」黄緑色の葉が
朴葉にそっくり
ヒノキに囲まれて
中央に「ミズナラ」
どんどん橋
<この付近が呑曇渕[注2参照]>
木曽駒エリアにある木曾文化会館(?)
(柱が太い;女子学生がチェロの練習をしていた)
 

≪開田高原≫

桔梗とコスモス
(水生植物園前の国道361号沿い)
オミナエシ(コスモスの後ろの黄色の花)、
ススキ、白樺
蕎麦製造工場「霧しな」 「霧しな」の駐車場隅にある
天然水飲み場[注3参照]
透かしユリと白樺 透かしユリクローズアップ
「霧しな」2階から御獄と白い蕎麦畑を望む 蕎麦畑と御獄
御獄明神温泉「やまゆり荘」


[注2]「木曾森林管理署」と「上松町」作成の現地説明板[歴史を語る岩]より引用。
この付近の川原の岩は、今から約1億年ほど前に、地中からマグマが地表に流れ出て
固まったもので、大昔にはこの付近に噴火活動の盛んな火山があったことになります。
この噴出したマグマは、岐阜県の美濃地方から飛騨地方にかけて広がっていることから
濃飛流紋岩(石英斑岩の一種)と言います。
この辺りの気温は低いのですが、年間降水量が約2,500mmと多いことや、この赤みを
帯びた岩が風化しヒノキを育てる大切な土壌となることで、立派な森をはぐくんでいます。
[注3]富士山環境学術調査研究会会長作成の説明板「御獄開田高原天然水」より引用。
「御獄開田高原天然水」は、古い日本列島の背骨を形成している約1億5000万年昔の
ジュラ紀の付加帯としての粘板岩、硬砂岩、チャート等で構成されている硬い岩盤の上に、
10〜40万年昔に陸上火山として誕生した古期御獄火山、数万年前に活動した新期御獄
火山の安山岩の溶岩や火山砕屑物の上に降り注いだ雨や雪解け水が流下し、標高1400m
前後の開田高原の西方、標高1600m前後で湧出するきれいな自然の源流水である。
山岳宗教の霊山御獄や、東方に広がる開田山麓は、森林に覆われた自然が極めて豊かな
水資源環境のふる里であり、御獄火山系の安山岩や火山砕屑岩それに深い森に涵養された
「御獄開田高原天然水」は水素イオン濃度(ペーハー)6.83、硬度8.8の超軟水である。
不純物も鉱物成分もきれいすぎるくらいの超軟水であるから、素材の風味等を100%生かせる
白紙的自然水であり、天然の蒸留水と呼べるような特性を有する、きれいで、さわやかなキレの
のある天然水である。